誰が言ったか「高橋ポジション」

今日はちょっとめずらしくポジションのお話。

ムーブメント界隈で通称高橋ポジションと呼ばれるハンドルセッティングがあります。
プロツアーを走る選手を見ても似たようなセッティングもよく見ます。

全く違うセッティングもあり、
結局のところは好みによりけりなのですが、
ひとつの参考になればと思います。

スタッフの高橋が使用しているロードバイクです。
ハンドルに注目してみて下さい。

ご自身の使用してるバイクのポジションと比べてみてどう違いますか?
ハンドルの角度は通常通りのセッティングですが、
STI(ブラケット)の取り付け位置が高めとなっています。

※ハンドルの角度も昔と比べればかなり送っています。
ハンドル位置の"送り"と"しゃくり"の表現は各所で言い争われているところですが、
僕は下ハンドルを遠くする方を"送る"と呼んでいます。

下ハンドルを持った時はレバーが遠くなってしまう傾向ですが、
指が届けば問題ありません。
届かなくなってしまう人はシムを入れることによって対応が可能だったりします。

こちらは割りとスタンダードなタイプです。
ブラケットは先ほどのと比べ、地面と平行に近い取り付け角度ですね。

* * *

では、ホリさんお願いします!
堀さんに手を添えてもらうとこんな感じです。

体格などによりけりなのですが、
これはちょっと手首の角度に違和感を感じます。

この状態で長時間の走行はやはり辛いのではないでしょうか。
ホリさんの手が透明になりました。

対して、STIを高め(地面に対して斜め)につけた場合。

手が真っ直ぐにブラケットに納まるので、
手首は自然な状態で握れています。

この状態であれば、手首の痛みなどは起こりにくいのではないでしょうか。

長時間の走行でも、よりストレスフリーで走ることが可能になると思います!


ブラケットポジション(通称上ハン)では、
リラックスしたポジションをおすすめしています。

速く走るための空気抵抗の少ない下ハン、
リラックスして長時間走るための上ハン。

そうやってうまくドロップハンドルを満遍なく使えるようになれば
バーテープが上側ばかり汚れてしまうというような初心者っぽさは無くなり、
中級者として一歩踏み出せるかと思います。

このポジションが合うかどうかも人次第なので、
あくまで参考程度にお考え下さい。

ポジションを調整したい、相談したいという方はお気軽にご相談下さい(^-^)
今回の調整を行う場合は、ワイヤーやバーテープを交換する際がオススメです。

ではまた!

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