こんにちは、高橋です。
前回ご紹介したフレームとは対照的な、昔ながらのロードバイクスタイルを継承したトラディショナルなロードフレームでオーダーをいただきました。
EXTARPROTON "TRADITIONAL ROAD"
Built by Kiyoshi Hashiguchi
見た目に美しいホリゾンタルトップのフレーム造形。ムーブメントでは軽量化も狙ったラグレスでのオーダーが多いのですが、強度においても安心感のあるラグドフレームでオーダーをいただきました。
そしてSTIではなく"ダブルレバー"という選択。
僕がロードバイクに乗り始めた時にはもうSTIが主流でしたが、資金的に苦しかったので初めて買ったロードバイクはダブルレバーのクロモリロードでした。それもあって、このダブルレバーのスタイルには愛着があったりします。今は取り付けられるフレームも少なければ、レバー自体も絶滅危惧種なアイテムです。
(ちなみにお客さんの手によって11速化のカスタムが施されています)
ステムも当然スレッドステム。アヘッドと比べるとやはりスッキリした印象があります。
ブレーキケーブルには日泉ケーブルを選んでいただきました。ブレーキタッチも恐ろしくスムーズに仕上がっています。
ヘッドセットはCHRISKING "GripNut"の1インチ。
ある時にはある、けど欲しい時に意外と手に入らなかったりするクリスキングのスレッド式のヘッドセットです。
やはり世界的にも需要が少なくなってきているようで、おのずと生産数も少なくなってきている様子。「いつか買おう」は無くなってから後悔するものです。思い立ったが吉日です。
ホイールにはROLFPRIMA "EOS-4"
独自のスポークパターンのおかげで細身のスチールフレームにもよく似合っております。
空気の抜けが良いので単独で走った時に部類のアシストをしてくれるホイールです。カーボンなので上りも良し!
コンポーネントには9100デュラエース。
NITTO 83シートポストがとてもかっこいいです。
KINGCAGE IRIS
スタンダードタイプと比べるとボトルのホールドも強くて人気です。
今回のオーダーの中でトップチューブにアウターガイドをリクエストいただきました。
フルアウターの仕上げがクラシック感の完成度を高めてくれています。
密かにダブルレバーを用意してクラシックな1台を組みたいと思っているところに、さらに物欲を刺激されるエクタープロトンのオーダーでした。ありがとうございます!
新しいタイプも伝統的なタイプもどちらも経験豊富な橋口さんの懐の深さには安心感があります。オーダーのご相談お待ちしております。
エクタープロトン
フレーム製作時間目安:1~3か月
フレーム塗装目安:2~6カ月
車体組み立て目安:1か月
フレームオーダー費用:15~30万円程度 (仕様や塗装により異なる)
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