お久しぶりのブログ更新になります。高橋です。
今日は昨年末に納車させていただいたエクタープロトンをピックアップしてご紹介したいと思います!(遅!
EXTARPROTON "GRAVEL CX"
Built by Kiyoshi Hashiguchi
Painted by Grumpy
数あるハンドメイドスチールフレームの中でも、その乗り味に魅了されて止まないのが大阪で生まれる「エクタープロトン」。累計のフレーム製作本数は数百では収まらない本数を手掛けているかと思います。(正確な本数は不明ですが、これまでにものすごい数を製作しています)
たくさん作っていくと"スタイル"が固まってしまいそうなイメージもあるのですが、ビルダーの橋口氏は柔軟に最新規格へも対応してくれる懐の深さがあります。変化を受け入れ、今も進化を続けている。そんな印象を受けています。
今回のオーダーは「CXを走れる自転車」で「グラベルも遊べる」やつ。
その中でERGONのシートポストも使いたいということで、シートポストの出しろが重要なのでそれに合わせて調整しています。
ちなみにシートクランプ部分はオーナー様がいずこから調達してきたフレーム部材。ハートマークが可愛らしいです。持ち込み部材でも対応してくれた橋口氏には感謝です。
ツアラー的な要素も盛り込んであります。ダボ穴はダウンチューブ下にも用意され、メインのダウンチューブにはズラして使える3点ボルト仕様に。
リアラックも付けれるようにラック用のネジ穴も用意しています。
主流の規格といえばフラットマウントのディスクブレーキ。今回は珍しいHOPEの4ピストンタイプを取り付けています。シマノ互換タイプやSRAM互換タイプなどあるので、かなりマニアックなカスタムパーツです。ピストンが小さいのと4つあるので、エア抜きはとても大変です。笑
今回初めての導入となったのは"Paragon Machine Works"のSnap Ring Dropout。昨年のNAHBSでお披露目していたドロップエンドです。今までになく小ぶりでとても軽く仕上がります。シマノGRXに合わせてダイレクトマウント式のハンガーにしています。
ヘッドはよく見る"44mm"ヘッドチューブ。ヘッドセットはCHRISKING Inset8を付けています。
ただの44mmとは侮るなかれ。橋口さんの使用している44mmヘッドチューブはかなり軽く、1-1/8サイズから大きな重量増は無く44mm化できます。
ただ軽いだけでは使用に伴ってヘッドが広がるというトラブルも出るのですが、必要十分な補強を入れることで重量増を押さえつつ、強度も確保しています。
フレームはラグレスのフィレット溶接で美しく軽量な仕上がりです。大口径ヘッドチューブやスルーアクスル、フラットマウントという最新のトレンド規格を盛り込んだ1台となりました。
エクタープロトン
フレーム製作時間目安:1~3か月
フレーム塗装目安:2~6カ月
車体組み立て目安:1か月
フレームオーダー費用:15~30万円程度 (仕様や塗装により異なる)
気持ちよく走るクロモリフレームが欲しい!という方は是非ご相談ください。1ユーザーとしてオススメできるフレームです。
1月のシクロクロスでも楽しんで走れたようです!
外出自粛もあってこの春はあまり乗れていないそうですが、また思いっきり楽しめるタイミングが早く来てくれることを期待します。
それでは今日はこの辺で。
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