Sturmey Archer "S2C"

先日こんなホイールを組みました。

H+SON SUPERLITE x SturmeyArcher S2C

スターメーアーチャー

1888年、フランク ボーデン卿は、

イギリスのノッティンガムにあるローリー通りの自転車工場を買収しました。

フランク ボーデン卿に、

ジャーナリストのヘンリー・スターメーと

技術者のジェームス・アーチャーがある話を持ちかけてきました。

その話とは1902年当時、

世界初となる3速の内段変装ギアハブに関するアイデアです。

そのアイデアから生まれた伝統は現在もスターメーアーチャーの製品に受け継がれています。

イギリスのスターメーアチャー、

シングル、内装変速、ドラムブレーキ、ダイナモハブや

シフターまでいろんなものをラインナップしています。

"最新技術"とはちょっと違った雰囲気をまとった

以前からある形をそのまま引き継いで製品を作り続けています。

「もしもし、お兄さんその自転車ブレーキついてます？」

やはり聞かれてしまうのは宿命かもしれません。

パッと見、ついているのはフロントブレーキのみ。

しかし、このS2CのCはCoasterBrakeのC。

ハブにブレーキが内蔵されています。

更に2は2段変速の2、

シングルコグでありながら重い軽いを漕ぎ分けることが可能です。 

ピストバイクのルックスを損ねることなく多段化。

フロントハブも揃えてスターメーアーチャーにて。

ここにも、 

ここにもブレーキとケーブルの姿はありません。 

今回の導入にあたり、外した部品はこちら。

なるべくシンプルにするべく、BB裏にブレーキが付いていましたが

コースターブレーキだと更にシンプルに収まりますね。

街乗りで坂でも楽に走りたいとのことで選んで頂きました！

"キックシフト"と呼ばれる構造は後ろに踏むと変速し、

さらに後ろまで踏み込むとブレーキがかかります。

ピストバイクのコミューター化が捗りそうな一品です！