BREEZER "RADAR EXPERT" 試乗車 12月19日まで

2018年注目の「BREEZER Bikes」の"レーダー エキスパート"の試乗車が急遽やってきました。
サイズはSサイズの480mm、シートチューブは短めですが全体的に大きい車体なので170~180cm程度の方に合いそうなサイズ感です。
シートが短くトップが長い特殊なサイズ感ですので、ぜひとも実際に跨ってサイズ感を確かめて頂きたいと思います。

それではチェックしてきましょう!
BREEZER "RADAR EXPERT"
カラー:Matte Green / Hunter Orange
サイズ:45cm、48cm、51cm、54cm
価格:125,000円+税

【"Joe Breeze"からのバイク紹介】
Radarは世界中の多くの未舗装道も含めて、旅することに適したアドベンチャーバイクだ。
クイックリリースホイールを採用しているが、20年以上も前から流通している135mmのディスクブレーキハブがどこでも入手しやすく選択範囲も広いというのがその理由。
BB下がりが75mmと低く、チェーンステイ長は458mmと長めに取られており、低重心で直進安定性が高い。パニアを付けるクリアランスも十分にあり、たくさん荷物を積載した際の走行安定性が高いのもポイント。
タイヤは純正では"700x45C"のWTB RIDDLERを採用しています。
タイヤが太ければ太いほど荷物を積載した時の安定感が高く、乗り心地もよくなります。
タイヤクリアランスは最大2.1インチのオフロードタイヤが装着可能です。
29インチを履かす"モンスタークロス"的な使い方もできそうです。
フロントフォークは安定感があって扱いやすいクロモリフォーク。
両サイドにボトルケージ台座、フォーク先端にもダボ穴が用意されています。
ブレーキマウントは調整しやすく、汎用性も高いISマウント。
ダウンチューブ下にもボトルケージ台座。
フォーク2箇所、ダウンチューブ、シートチューブ、ダウンチューブ下。
合計5箇所もの台座を用意しているので自分の好きなようにアッセンブルできます。
フロントは48x32というダブルギア。このバイクのスピード域にマッチした平坦から坂でも使いやすい組み合わせだと思います。
リアは11-36Tのワイドレシオ。一番軽いギア比が1を割っているので荷物を積んだ急坂もクリアできるでしょう。

RDにマウンテン用のDEOREを採用しているのでチェーンテンションも高く、荒地やオフロードでのチェーントラブルは少ないと思います。
ハンドルは"ハの字"型のドロップハンドル。長いヘッドチューブと合わせてコクピット周りの荷物の積載量を確保していますね。

、、、。
ここまでは通常目線な紹介でした。
ここからは個人的なちょっとマニアック(?)な目線で気になった部分をピックアップします。
チェーンステイにダボ穴があって、とても珍しい位置だったので何に使うのか分かりませんでした。
BREEZERのコミューター"DOWNTOWN"というバイクを見てみたらチェーンケースを付けてありました。非常に珍しい取り付け方法ですね。
フロントがダブルのうちは出番が無さそうですが、1xのギアに替えた時にはやってみても面白そうです。
自転車も消耗品なので、ハードな使用でフレームが割れてしまうということも時にはあります。素人目には溶接部分が一番折れやすいと思われることが多いのですが、実際にはダウンチューブチューブの付け根付近が割れたりクラックが入ったものをよく見ます。

この部分のガゼット補強によって、荷物を積載したハードな使用や日常の足としての使用をしていても長持ちしてくれるんだろうなぁという印象を受けます。
ケーブルの取り回しを考えてかクリップは下側に。

こういった細部まで意図が伝わってくるようなバイクはすごく良いですね。
自転車大好きなんだろうなと感じます。笑 
 "クランカーズ"の一人、ジョー・ブリーズ氏によるブランド「BREEZER(ブリーザー)」。

"1977年にブリーザーを始めて以降、自分が考えうる一番優れた自転車を提供することがゴールだった。
自転車はこの世に多くをもたらす乗り物だ。
それは与えるエネルギーを何十倍にして返してくれる、人々にとって最も効率的な移動手段である。
新しく、素晴らしいバイクを作る上で、少ないペダル入力で最大の動力を導き出すことが一番重要である。"

カスタム次第ではありますが、このRADAR EXPERTは完成車重量12.8kgと決して軽いバイクではありません。
しかし、実際に乗ってみた時の軽快感はその重量を感じさせないような走りがありました。
そこにジョー・ブリーズが40年ものあいだ培ってきた経験が詰まっているような気がしました。

短い期間ですが、12月19日までご試乗可能ですので是非どうぞ!

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