もしもの時の輪行袋


先日インスタグラムに新しく手に入れたギアを投稿しました。
知ってる人は知っている超定番アイテムです。

オーストリッチ "SL-100" 輪行袋
8,200円+税
日本製

今年の徳島シクロクロスでフェリー輪行をした時にも軽く触れましたが、コンパクトな輪行袋が欲しいな~とずっと考えていました。
他の人たちに迷惑をかけるべきではないと思っているので両輪を外すタイプ、そして縦型の方が邪魔になりにくいかなと思っています。そこで選んだのがこのSL-100。

生地が薄いので圧倒的小ささで携帯性に優れます。


左からGIROエンパイアVR90、SL-100、Puristボトル。
メーカーから「ボトルケージにも収まる」と言われている通りピッタリ収まってくれます。

軽量性と収納性の高さは良いのですが、生地が薄いため強度はありません。
輪行に慣れた「中級・上級者向け」とパッケージには書かれています。

やはりヘビーユースするのであれば少しゴツめなタイプがオススメです。
このSL-100は"もしもの時に輪行するため"に忍ばせておくのに便利な輪行袋だと思います。

それでは使い方を紹介しておきます!


用意するのはエンド金具、輪行袋、汚れてもいいタオル。

縦置きの場合はエンド金具は必須です。
スポーツタオルは輪行の際にコンビニなどで調達すれば良いでしょう。




スタンドは無いものとして、フロントホイールを外して自立させておきます。
その間に輪行袋を広げて準備をします。






次にリアホイールを外す前にエンド金具のワンポイント。


エンド金具に付属しているクイックレバーを持ち運んでも良いのですが、ホイールに使用しているクイックレバーを流用すれば荷物を少し減らすことができます。


エンド金具取り付け。


袋に入れつつエンド金具の角度を調整して自立する位置で安定させます。


そしてタオルの出番。


シートチューブとトップチューブのホイールのハブが当たる位置に巻きつけておきます。
そうすることでフレームに傷を入れてしまうことを大幅に減らせます。

初めて輪行した時にフレームがガリガリに削れてしまった経験があるので是非気をつけて欲しいポイントです。


輪行袋に付属しているストラップでホイールとフレームを固定。
3本あるので3箇所固定すると安定感は十分です。


この状態で自立するようにバランスを取っておくと良いでしょう。


バイクを持ち上げてホイールが暴れないかチェック。
ホイールの固定が甘いと暴れてフレームに傷が入ってしまうこともしばしば。


それでは袋を閉じ・・・と思った時にやり忘れていたことがひとつありました。
チェーンリングで輪行袋を破いてしまわないように、ギアはアウターにしておくのが良いでしょう。

ちなみにチェーンは常に綺麗にしておけば、輪行でも手が汚れずに済むのでオススメです。更にトラブルも減らせたり、駆動も良くなるので良い事尽くしです。


ショルダーベルトを通しつつ袋を閉じたら完成です。
中・上級者向けの輪行袋ということで細かい作業は割愛しています。


ショルダーベルトを使わずフレームを直接持って運ぶなんて方法もあります。
歩行が長いと厳しいですが、ほとんど歩行が無い場合にはかなり有効だと思います。
輪行袋への負担も少なく、ショルダーベルト分の荷物も減らすことが可能です。

エンド金具と合わせて重量344gでした!
重量もさることながら、この小ささが個人的な決め手となりました。


専用の収納袋にはベルトが縫いこまれていてサドル等に簡単に取り付けもできます。

bike2saunaや今後のキャンプツーリングを考えると輪行袋は新調しなければならない!と思いようやく購入に至ったのでした。
これは自分用の超軽量タイプなので万人受けしないと思います。
誰でも簡単なタイプの輪行袋も近々入荷予定ですので、続報をお待ち下さい!

早速、明日は今週末の「大分いこいのまちクリテリウム」に参加のためフェリー輪行で活躍してもらう予定です。
東京に住んでいた時は非常に億劫な輪行でしたが、少し地方まで出てしまえば電車も空いているのであまりストレスは無いように感じます。
周りから見て印象が悪い輪行をしてしまうと、輪行そのものが禁止されてしまうかもしれません。輪行する際は周囲への気遣いを最大限行っていきましょう。

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