MAVICの完組ホイールはロード、オフロード、そしてトラックと多岐に渡って人気があります。
ビビッドなイエローがシンボルカラーのマビックですが、
その拠点は"フランス"にあります。
ツール・ド・フランスのイメージカラーに揃えてのイエロー?
イメージで言えばフランスに置けるシマノのようなブランドだと思います。
それはまぁブランドのイメージやコンセプトは全く異なっていますが、
ベアリングに回転の軽さではなく耐久性を求めているあたり
大きなメーカーであるところを印象付けます。
(すぐダメになった等、何かとクレームが来ては大変ですからね。)
左 NSKステンレスベアリング(日本製) 、右 純正ベアリング(台湾製)
(ベアリングは日本製が一番でしょ!)
ベアリング、というよりハブは自分の求める性能に合ったものを使うのがベスト。
と言っても自分のベストがどんなものか分からないはずなので、
色んなものを使い、時にはダメにしながら合うものを探していくものです。
MAVICは全般に渡ってベアリングはシールドカートリッジ式になっています。
特徴的なのは接触式のシールドベアリングだということ。
ゴミや水の浸入に対して強く、グリスの流出もしにくいでしょう。
しかし、常に擦れつづけてしまっているため
"回転が渋い"と言われてしまっているのも事実です。
今回は"ステンレス"のベアリングにしました。
自転車にステンレスを使っているので有名なのはシマノでしょうか。
シマノはカップアンドコーン式なので構造は違いますが、
デュラエース、XTRはステンレス球を使っています。(他グレードは鋼球、スチールです。)
他にもクリスキングもステンレス球を使っていますね。
当然スチールより高い耐食性があり、高湿環境用として最適だと言われます。
スチールと比較して雨にも強いということです。
一見、完璧かと思われますが、金属シールという特性柄
重さは軽くありません。
軽さはセラミックの方が勝っていますが、実用性が云々。
"これが最高だ!"という議論を始めれば宗教戦争が始まるので、
結論は自分の気に入ったものを使うべしということに成ります。
そして最初のMovieがBefore、こちらがAfterになります。
ただベアリングを交換しただけで回転は3分強伸びました。
お暇な方は見比べてみて下さい。
お暇な方は見比べてみて下さい。
「こんな差は乗ったらわからないよ!」という人もいれば
「全然違う!」という人もいます。
僕は少なからず抵抗になっていると思う部類の人間なので
回転は軽い方がいいと思っています。
(もうちょっと言うと、無負荷時と負荷時の回転は別物ということも理解してもらいたいところ。
特にホイールやハブのメーカーさんには。)
そして壊れないものが一番。壊さないことも大事です。
* * *
ちょっと長ったらしくなりましたが、
自分も交換したい!という方はいつでもご相談下さい。
参考
ステンレスベアリング 1,280円 x4
工賃 3,000円 x2
(工賃はハブにより異なる 2,500円~4,500円)
合計11,120円
コメント
コメントを投稿