EXTARPROTON "DISC ROAD"

エクタープロトンで「ディスクロードを作りたい」とのご依頼でした。
今回はフレームフォークのみのオーダーです。

では早速ご紹介していきたいと思います!
EXTARPROTON "DISC ROAD"

今のトレンドのオールロードにカテゴライズフレームで、フロントフォークに合わせてタイヤクリアランスは最大700x38cで設定されています。
しかしながらオンロードでの乗りやすさを中心に考慮してBBドロップは70mm。ダート走行も考えると高めで設定されるフレームも多いのですが、重心が低い方が全体的に乗りやすいかなと思っております。
フロントフォークはENVE "ALL ROAD DISC FORK"。
1-1/8~1-1/4のテーパードコラムで、最大タイヤクリアラス38cのフォークです。特徴的なのは着脱が簡単な専用フェンダーが付属していること。重さも軽く、必要なライドの時だけ簡単に付けれるのでブルベなどにも相性が良さそうです。

そして設計はグラベルロードおよびオールロード市場向けにゼロから作り上げたフォークだそうです。アクスルからクラウンまでの長さとフォークオフセットは入念に考えられた設計で、フォークブレードは382mmとなっています。
ロードフォークが370mm、グラベルフォークとCXフォークが395mmと設定されていて、その中間あたりの設計です。

ハンドル落差について、ついついヘッド長だけに注目しがちですがフォークレングスも重要です。長くなった分だけハンドルも高くなるので、「ヘッド長は同じなのにハンドル落差が1cmくらい合わない!」なんてシチュエーションもフォーク長の違いが理由だったりします。

ヘッドチューブはエクスターナルタイプのテーパード。上が34mm、下が44mmタイプです。ALL-CITYのZIGZAGあたりも同じタイプです。

ヘッドにある穴はネジ穴です。今回ヘッドマークはペイントではなく自作のヘッドバッジにされるとのことで下穴のみの仕様にしています。
ドロップエンドはパラゴンマシンワークスをチョイス。142x12mmスルーアクスル、フラットマウントディスクブレーキ。ディレイラーハンガーは交換できるタイプで、ハンドメイドフレームでは主流のタイプです。曲げ直しではなくハンガー交換ができるのは自分自身でも交換ができるので、対応がしやすく安心ですね。
ブレーキホースはダウンチューブに内装仕様のリクエスト。
ロゴは真横からではなく、上から見た時に現れるタイプ。サイズ等を試行錯誤して、うまくボトルケージのダボを避けるように収めることができました。
ISPと見間違う人もいたかもしれませんが、通常のシートポストでマッチペイントを施しています。サドルとサドル高が決まっていればこそできるカスタムオーダーの醍醐味。
今回はフレームでのオーダーだったので、僕らが最後に見たのは冒頭の写真の状態のものでした。フレームを発送した後、ほぼ組みあがった時に写真を送っていただきました。良い感じに仕上がってますね!
乗り味も気に入っていただけているようで良かったです。楽しんで乗っていただけていると、僕らも嬉しい気持ちになります。

ありがとうございました!

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