どうも堀です。
先日好評だったEXTARPROTONのエントリーが最新規格のディスクロードに対し、今回はシングルスピードのオーダーのご依頼をいただきましたのでご紹介いたします。
シングルスピードは原始的な自転車ですが、パーツが少なくメンテナンスも楽で壊れるリスクも少ない、毎日の足にはほんとに調子が良い自転車です。
今回いただいたバイクの特徴は、快適にするために少し太いタイヤ(30c)を履けるようにしました。
ピストバイクは路面が綺麗なバンクを走ることを想定しているので、23~25cと細めのタイヤのクリアランスが主流となっているのですが(だからこそある機敏な走りも魅力なのですが)、エアボリュームがある方が普段乗りとしては快適だったりするのです。
スレッド規格のラグフレームに、手持ちのカンパニョーロのビンテージパーツをアッセンブルして雰囲気の良い仕上がりになりました。
ハブ、BB、は耐久性とその美しさに定評のあるPhil Woodに。コグもPhil Wood!
リムはH+SONのTHE BOXのポリッシュで、クラシックなホイールを組ませていただきました。
フリーギアは、今のところフリーギアの頂点に君臨しているであろうWHITE INDUSTRIESのものを。ステンレスボディーは耐久性がありグリスアップ等のメンテナンスができるのもポイントです。(お陰様で本日も売れて、現在店頭在庫が18Tと22Tになりました。)
ブレーキレバーはPAULのCANTI LEVER。美しいだけではなく可動部にベアリングが入っているというシンプルながら凝った作りになっております。TARUGATA GRIPもよく似合っております。
タイヤはハンドメイドタイヤのChallenge STRADA BIANCA 30c。
グラベルレースにも対応した、対パンク性もありながら軽量でしなやかな乗り心地が魅力のタイヤです。
お気づきの方もいるかと思いますが、フレームカラーはロウフィニッシュ(クリア)で仕上げております。ラグフレームでロウフィニッシュとなか珍しい仕様となっております。
錆びに弱くクリアも剥がれ易いのであまりおすすめはしておりませんが、エイジングを楽しむというご理解があっての仕様となります。
しかし、この無骨な感じって男心をくすぐりますね。
今回の設計にあたり、ビルダーとオーナー様と相談しながら30cを履きながらもチェーンステイを短く設定し、ブレーキの位置を決め、好みのフォークレングスの”おとしどころ”を探るところが難しかったです。しかし形になるとホントに嬉しいですね。
既製品には無い、確固たる理想を抱いている方はオーダーフレームがおすすめです。
ご相談お待ちしております。
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