650B!!!

お久しぶりです、高橋です。
作業等々忙しく過ごさせていただいております。もっとブログを更新せねばと思いつつ・・・汗
今日は今がホットな「650B (27.5)」のご紹介です。

700cのKONA ROVE STを乗っているお客様からのご依頼で、ホイールをインチダウンして650B化です。 
リムはWTBの"KOM LIGHT i23"、タイヤは同じくWTBの"Horizon 47c"です。

650Bのホイールを組もうと思った時に、クリスキングやホワイトインダストリーなどNICEなハブで組めたら理想です。しかし、お財布事情は無限ではないので予算も限りがあるものです。
スルーアクスルのハブの選択肢もまだ多いとは言えないのですが、そこで今回はシマノ105の7070ハブをチョイス。お手頃な値段と安定した性能は流石シマノです。

ビフォー

アフター

ホイールはインチダウンし、タイヤボリュームが大きくなりました。
"タイヤが太い=遅い"というのは必ずしもイコールではないと布教していきたいので、ぜひ一度650Bのグラベルバイクに乗ってもらいたいですね。

安定感というか、ダートを走った時のトラクションの感覚は太いタイヤの方が圧倒的に走りやすいなぁと感じます。

っと、そんな時にInstagramで新しいタイヤの情報が出てきました。 
税込み9,800円/1本

@ULTRAROMANCE@ULTRADITIONの2人が作り出した「ULTRADYNAMICO」

ムーブメントにも入荷致しました。このグレーのタイヤカラー渋いですね。
この写真のホイールは自分のものなんですが、まだこのタイヤが付けられるフレームはありません。このタイヤに合うフレームをオーダーするつもりなので、また出来上がりを楽しみにしていてください。 
タイヤサイドには手書きのシリアルナンバーも。なかなか大変な作業ですが、愛情がこもっています。

タイヤサイズも48ではなく47.99だと製造メーカーに念を押していたそうで、こだわりのサイズです。王滝のグラベルレースでも48mm(1.9インチ)までの太さがレギュレーションだったみたいで、「グラベルバイク」としての境界線がそこにあるのかも知れません。(それより太い場合はモンスタークロス?)
トレッドパターンも特徴的です。
センタートレッドは連続的で、サイドは高めのノブがあって深めの土でもよく噛んでくれそうです。

さらに、センタートレッドは1000マイルほど使用するとセミスリックに変化し、よりスピードを得るタイヤになるそうです。タイヤをただ消耗させるだけでなく、タイヤの変化を楽しめる仕様には驚かされました!タイヤを隅々まで楽しめる素晴らしいアイディアです。

価格はそれなりにしていますが、チューブレス対応であり想像以上の軽さを実現した"レーススペック"なタイヤです。
元々ロードレーサーである彼ららしいプロダクトだと思います。

そんな彼らが650Bを選択してプロダクトを作ったことに(勝手に)シンパシーを感じている高橋でした。無くなる前に!

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