今日はクリスキングのハブのオーバーホールを紹介したいと思います。
それではチェックワンツー!
2年ほどノーメンテでレースやロングライドに使われたクリスキングです。
フリーボディを抜いてみたらこんな状態。なかなかの汚れ具合です。
ボディ側。
中も真っ黒です。ベアリング表面にも結構な汚れが溜まっていますね。
自宅でもできる分解はここまで。
できる人はトライしてみては如何でしょうか?
今回は完全にオーバーホールを行うため専用工具の出番です。
ベアリングやラチェット機構を丸ごと取り外します。
オーマイガ。
状態がよければ洗浄、もしベアリングに深刻なダメージがあればベアリングは交換します。
ムーブメントでは超音波洗浄機なども使いつつ、可能な限り洗浄に努めます。
キレイになりました。
パーツごとにグリスやオイルを使い分けたりしながら再潤滑の作業。
汚れを落とすのが一番大変な部分ですが、グリスアップや綺麗な部品の取り付けはとても楽しい時間です。
ハブシェルも綺麗に。
パーツを組み込んでいきます。
ドライブ機構にはグリスではなく専用のルブ(または適切なもの)をしっかり塗りましょう。
この噛み合わせる部分の磨耗が大きくなるとトラブルの原因につながります。潤滑は切らさないよう、たまに確認を行ってください。
最後にベアリングも圧入して取り付け完了です。
この綺麗なパーツを組み込んでいく作業はとにかく気持ちが良いですね。
最後に玉当たりの調整を行って作業完了です。
これでまた数年は調子良く使うことができると思います。
なるべく使い捨てが発生しなようにするのがCHRISKINGの考えです。定期的にメンテナンスを行えば"良い状態"が長く続くので寿命を全うすることができます。
(自分が5年近く使っているR45ハブの寿命がいつまでも続きそうで恐ろしいです。)
ありがとうございました!
状態により作業費用は異なるため、都度ご相談下さい。
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