BRIDGESTONE ANCHOR紹介ブログ、Vol.4アルミ編です。
BRIDGESTONE ANCHOR "RS6" frameset
カラーカスタム:ブラックアメジスト(フォーク同色) / ロゴ シルバー
95,000円+税
少し前と違って、ロードバイクでアルミフレームというと入門モデルのイメージという方が多いのではないでしょうか?
アルミフレームの中でもレース用のものから低価格モデルの重たいものまで様々あります。ANCHORのレースモデルにラインナップされるこの「RS6」はレースを走るためにスペックを突き詰めたハイエンドなアルミフレームとなっています。
ついにシーズンの開幕したシクロクロスですが、昨シーズン圧倒的なパフォーマンスを見せたブリヂストンアンカーの"沢田 時"選手はアルミのCXバイクで全日本選手権のチャンピオンとなりました。
「アルミだからショボい」と思っている人は大きな勘違いをしているかも知れません。
アルミ、クロモリ、カーボンと色々な素材がありますが、いろいろな人から乗った感想を集積していくと、聞いていった中で一番瞬発性が良いのはアルミという意見で合致していきます。もちろんカーボンの軽さも瞬発性に関与するのですが、それ以上に、荒々しいペダリングでもガッチリと受け止めてくれる力強さがアルミフレームにはあるのだと思います。
トップ選手の使用するカーボンフレームの「RS9」のフレーム開発思想と同じPROFORMAT理論をアルミ素材を用いて実現した、アルミ・ロードレーシングバイク、RS6。
推進力を最大に高める性能理論を、アルミ素材で実現したモデルです。アルミ素材による確かな耐久性に加え、PROFORMATでの解析にて、目指す性能を保ったまま最大限に重量をそぎ落とした軽量レーシングモデルになっています。
クロモリフレームより軽く、カーボンフレームより硬い。という表現が上手く合うフレームだと思います。(もちろん素材だけで語ることはできないのであくまで大体のイメージです)
フレームセットの写真を見たときにカラーリングを「ブラック」と思った方は多いと思います。室内で光の弱いところで見ると黒にしか見えなかったのですが、このカラーリングは「ブラックアメジスト」というカラーリングになっています。上のフレームと同一のフレームです。
光の角度、強さ、当たり具合で色味が結構変わってくる面白いカラーです。
マジョーラカラーのラインナップとは別のカラーですが、角度によって印象が変わります。でも、基本的には黒か紫にしか見えませんね。
ANCHORのレース用フレームの主な特徴のひとつはシートポストが31.6mmという太さになっていること。ロングライドのRLシリーズとは対照的に、乗り心地は妥協してフレームの硬さを重視している姿勢が伺えます。シートチューブを太くすることでフレームが硬くなり、シートポストのしなりも減るのでライダーのパワーを逃がしません。
RSシリーズは9、6ともBB86となっています。圧入式に否定的な意見もありますが、それによってダウンチューブを太くとることができるため、フレームを硬くするにはこのタイプは当然の選択だと言えます。
ちなみにBB30とは違い、幅のあるBB86は異音のトラブルも少ないのであまり心配しなくても大丈夫です。
フレームセット95,000円という10万円を切る価格でこれほどレースのために設計されたフレームはなかなか少ないと思います。派手さを求めたようなフレームよりも、乗って速く走ることを求めて真面目に設計したこのフレームを学生や実業団のガシガシ乗る人たちにはオススメしたいですね。
クリテリウムを始めとした短距離~中距離レースで牙をむくカーボンキラーだと思います。
2018年のカタログがオンラインで公開されています。是非チェックしてみて下さい。
Vol.1 クロモリフレーム
Vol.2 日本人サイズ
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