"DEAN" in Movement Part1

Titanium、チタンという素材には表現が難しい魅力がありますよね。
ムーブメントではチタンボルトでお馴染みの素材ですが、「錆びない金属」という、金属=錆びるイメージと相反する特性の物質に何故か心を惹かれてしまうのです。
※実際には完全に錆びないというわけではなく、限りなく錆にくいのがチタンです。

軽さがカーボンより軽いというわけでもなく、強度がクロモリより強いというわけでもなく、
「じゃあチタンのどこがいいの?」って思うところですがチタンという素材がただカッコいいですよね。笑

もちろん良い所もたくさんあります!
チタンの素材にも"6al4v"といった硬い素材があり、それをフレームとするLITESPEED等のブランドには硬いレースフレームが作られています。
"3al2.5v"というそれよりも少し柔らかめの素材がフレームとしては一番主流。
その325の素材で作られているフレームはクロモリフレームの優しさを更に軽くしなやかにしたような印象があります。

当然設計やパイプの太さ、厚みで全く違うものにはなりますが大雑把に分類するとそんな感じかと思います。

他にもチタンの良い所といえば、クロモリとは違って錆びない点や、カーボンのように紫外線による劣化を気にする必要もないので、自転車の敵である太陽と水にとても強い素材。
"対候性が優れている"っていうのがポイントでしょう。シクロクロスなんかでも根強い人気がチタンフレームにはありますしね。
前置きが少し長くなりました。
チタン好きも多いムーブメントカスタマーの皆さんならご存知でしょうか?

アメリカの「DEAN(ディーン)」の取り扱いを始めました。
以前からWhiteIndustriesの取り扱いをしていましたが、DEANはホワイトインダストリーの人たちと仲が良いという繋がりがあって日本での販売が再び始まりました。

今回はPart1と書きましたが、まずはチラ見せでウチにしか絶対に無さそうな「チタンフォーク」からの紹介です。 
チタン製のディスクブレーキ CXフォーク

「チタンフォークの良いところは?」と聞かれると非常に難しく、「チタンのフォークがめっちゃ珍しくてええやん」ってぐらいの性能だと思います。
でも、良いですよね。チタンフォーク。クロモリフォークより気持ち軽い、的な。

Part2でフレームと合わせてご紹介していく予定ですが、
このフォークはコラム径28.6mmのオーバーサイズ、160mmポストマウント、ハブは100mmクイックというスペックです。
DEAN側からは「テーパーヘッドにENVEのカーボンフォークが主流だよ。」と言われながらも、このオールドスクールになっていく規格にも不滅の良さはあると思ってゴリ押しで注文してみました。
それより、DEAN自身がこのフォークを作っているということは間違いなく求めている人は存在しているということでしょう。

フォーク単体でも販売は可能で、価格は72,000円(税別)となっています。
マニアな方に反応して頂けるのを楽しみにしております。

Part2へと続く。

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