オーバーホール 古いVENTANA編

年明けにオーバーホールでお預かりした年代物の「VENTANA」
当時みんなが憧れたパーツを惜しみもなくアッセンブルされておりました。
全バラシしして各パーツの洗浄&グリスアップ、消耗品は交換して再組み立て。
無事にオーバーホール完了!
・・・といきたかったのですが、クラックの入っていたクランクがやはり折れました。
このHERSHYのクランクも所有欲をそそる造形美なのになんとも惜しい・・・。

オーナー様からはなんか良いクランク探してとご依頼をうけましたが、
この車体、パーツアッセンブルに似合うクランクって・・・
BBは状態が良いのでスクエアテーパーのクランクが良いな・・・
まずUSAつながりで「WHITEINDUSTRIES(ホワイトインダストリーズ)」が浮かびましたが、
ギアが最大2枚しか使えません。そうなるとあれしかない!
「Middleburn(ミドルバーン)」

ミドルバーンは、"CUSTOM BUILT CRANKSETS" です。
チェーンリングは使えるし、費用も抑える事ができるのでそのまま利用したい、
それならそれ用のスパイダーを用意したら良いのです。
左:今回用意したTRIPLE 5ARM 94/58bcd スパイダー
右:Single 4ARM 104bcd

これが"CUSTOM BUILT CRANKSETS" の由縁、様々な規格のパーツが用意されており、
必要なパーツを組み合わせて必要な構成のクランクを造ることができるのです。

よしっこれで完成!
・・・とはうまくはいきませんでした。
なんとクランクにチューンリングが干渉してしまいました。

少しの干渉だったので強度にあまり影響が無いチェーンリングを削りました。
※オーナー様にはご了承済みです。

最低限の削りもうまくいきました。

↓↓↓↓↓

イメージを損なわずレストアできたと思います。

それにしてもめずらしいものを触る事が出来て楽しかったです。

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