ムーブメントで扱い始めておよそ2年ほどでしょうか。
ロルフのホイールもかなり認知されてきたように思います。
少ないスポーク歩数と独特なスポークパターンで高いエアロ効果に定評があります。
スポークが少ないから剛性とか大丈夫なの~?
という声もよく聞きます。
乗ってもらうと見た目とは大きく異なる安心感があったりします。
しかしながら、ヘビーユースに向いているかと言われると
やはりある程度は大事にしてあげた方がいい部類に入ると思います。
こちらアルミのエリートモデル"VIGOR RS"。
前後セット110,000yen
通常は14/16本のスポーク本数のVIGORを16/20本に増やし、
高耐久になっています。
もちろんスポークが増えた分、剛性もアップしているので
あまり得意ではないダンシングにもしっかり対応してくれるでしょう。
ガッツリ普段から使えるロルフはこれかCX用ですね。
フロントもスポーク本数が多く・・・
と言ってもデュラエースなど他社のホイールも大概16本。
他と比べても空気抵抗に苛まれることも無いでしょう。
リム幅もワイドな22mmデルタリム。
iPhone5と比べてもこの通り。
VIGOR RSは特にリアが良いですね!
20本なので片側5クロスずつ。
16本のリアを使っていて不満の無い剛性感です。
そりゃあ20本もあればガッチリ走ってくれること間違いなし。
よく見たら組み方もダブルクロスになっているではありませんか。
ダブルクロスの恩恵は?
スポークの変形量が減るので剛性感に貢献される。
ホイールを買うにあたってイチに剛性感と言いますが、本当にそうなんでしょうか?
スポークのテンションが高い=剛性がある
という解釈をする人も多いですが、
全部のホイールがテンションを上げたら剛性があがるというわけではありません。
さらに、ガッチガチのテンションで組まれたホイールが良く走るのか?
と言われるとそうも思えません。
フレームもそうですがある程度のしなりは大切です。
ロルフは完組には珍しい程よくしなってくれるホイールです。
ホイールはしなり方が人によって体重やパワー、漕ぎ方が異なるので
全員が同じ感想を持てない理由となります。
完組ホイールは体重がある人やパワーのある人を前提に作られたものが多いですね。
ロルフも完組ですが、手組みに近い雰囲気があります。
実際アメリカオレゴンでハンドビルドされているわけですが。
結局、「どのホイールが合うかはその人によって異なる」というのが僕の考えです。
自分の乗り方にはどんなホイールが合っているのか、
走りながら考えてみると楽しいものですよ。
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