デュラエース

シマノのロード用コンポーネント最高モデル
「DURA-ACE」

そのデュラエースもついに9000シリーズとなり、
リア11速化されました。
11速に目が行きがちですが、
各所とも「すごいなぁ」とうなる改良が見てとれます!

BR-9000
前後セット 32,135円

電動(Di2)である9070、ケーブル式の9000ともに兼用のブレーキです。
残念ながらSTIやディレイラーは
今までの7900、6700、5700と互換性はありません。

ですが、このブレーキだけは旧型コンポと互換性があります!

SLR-EV採用。新型の左右対称デュアルピボットキャリパー。
新設計のショートアームにより、ピボット部の摩擦抵抗が低減し、
制動力が10%向上(7900比)

と、まぁメーカーの説明を読むと制動力が上がっているそうです。
もう十分な制動力のあるデュラエースですが、
更に効くようになったみたいです。
「SLR-EV」のことについて、
シマノのカタログにわかりやすい説明がありました。

いつか物理で学んだ力点と作用点、的な内容。
稼動軸が制動面から近くなっているため、
たわみにくくなっているようですね!

一番「更にできるようになったな!」と思ったのがここです。
かつてはセンタリング調整ネジがあって、
ガリガリと擦れていた部分なのですが、ローラーに変わっています。

手で動かしてみると、今までのブレーキより滑らかな感じです。
最終的にはワイヤー処理の影響が大きいのですが、
軽い引きに貢献することは間違いありません!

では、センタリング調整ネジはどちらへ?
こんなところにあった!

ふむふむ。

こんな感じで調整ができます。

そして、ブレーキの握りの硬さを調整するボルトも移動しています。
以前よりも良い位置にあるのではないでしょうか!
まぁ、あんまり強くする人も少ないとは思いますが。

さて、ブレーキの動きの渋さに悩んでいる人も多いでしょう。
ブレーキの効きの悪さに悩む人も多いでしょう。

シマノユーザーであれば、このブレーキに換えれば1発解決。
さすがDURA-ACE。
整備していてもアルテグラとは格段に性能が高いと感じます。
ブレーキだけでもデュラエースにアップグレードしてみてはいかがでしょうか。

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