Throwback 2019

こんばんは、高橋です。
スターウォーズep9が公開されたので早く見に行きたいな~と思っているところなんですが、年が明けてから見に行く予定です。
そのep9のポスターを見ていると「すべて、終わらせる」のキャッチコピー。実際どのようにスカイウォーカー家の物語に決着がつくのか気になるところなんですが、僕は僕で、お客さんが楽しみに待っているバイクは"すべて終わらせる"という意気込みで12月は少々追い込み気味で作業にいそしみました。笑

その甲斐もあって今年納車できる分は無事納車させていただきました!
しかし、今年ブログで紹介できなかった数々の車体が残されてしまいました。
タイミングをみてまたフィーチャーさせていただこうと思いますが、今日は「スローバック2019」ということで、未紹介だった車体を一気に振り返りたいと思います。










FESTKA -ONE-

チェコのカスタムメイドブランドの「フェスカ」。今年の早い時期に納車させてもらっていた1台。
フルカーボンでありながら細かいところまでカスタムをかけ、ハンドルやクランク、リムやボトルケージなどトータルマッチペイントでのオーダー車です。
紆余曲折を経ながら数年越しでようやく出来上がった車体には感慨深いものがありました。





EXTAR PROTON -ROAD-

オーナーさん自身2台目のエクタープロトン。1台目の細みなホリゾンタルロードからがらりと雰囲気を変え、44mmヘッドチューブに軽量なカーボンフォーク、オーバーサイズチューブのアッセンブルで"より速さを意識"したフレームになりました。
ヘッドマークもご自身でデザインされたものを採用させていただき、同じく車体のカラーリングもご自身によるもの。グラデーションフレームにダズル迷彩という難易度の高いペイントはSWAMPさんが非常に高いレベルで再現してくれました。
  



ROCKLOBSTER -ALLOY ROAD-

天知る、地知る、我知る、人知る。アメリカの重鎮ビルダーの一人、ポール氏の「ロックロブスター」です。ちなみに日本ではほとんど見かけないアルミのカスタムメイドフレームです。
3月に行ったNAHBSで実際に見て、会ってみて「やっぱりカッコいいな」と感じたフレームです。実はムーブメントからもオーダーが可能になりました。その1本目。
カスタムフレームの人気は高まっていますが、チタンやアルミ(あるいはカーボン?)といった軽量のオーダーを探している人も潜在的にいると思います。
ポール氏の作る素朴さの残るフレームは、余計なものがなく、自転車の良いところが凝縮されているんじゃないかなと感じさせるものがあります。



CORNER -ROAD-

こちらはリペイントでの1台です。大阪は堺に工房を構える「CORNER」のフレームです。若くして高い評価のあるビルダーの寒川くん。彼とは22、23歳頃からの繋がりですが今ではお互い30代になり、時間の流れは早いなぁと感じるこの頃です。
しかしながら彼も僕もただ過ごしているわけではなく、経験というものを積み上げてこれたと思います。組みあがるバイクの完成度はこれからも更に上昇していくと思います。
「新しいもの」を吸収できるのはまだ若さのある人のパワーでしょう。






CINELLI -VIGORELLI SHARK-

関西や東海で感じる「FIXED熱」は密かに広がりを見せているのではないでしょうか。シンプルにペダルを踏むということに自転車本来の面白さが詰まっているのがピストバイクの良いところのひとつだと思います。
シングルギアは部品も少ないのでトラブルが少ないし、気軽に遊ぶには持ってこい。
シンプルだからこそ個性が滲み出るし、パーツ選びも簡単そうで難しいところです。フラットバー?ドロップ?なかなか迷っちゃいますね! 




EXTARPROTON -ROAD-

こちらのエクタープロトン、以前も全く同じデザイン、サイズのものを納車したことがあります。数年楽しんで乗っていただけていたそうなのですが、災難なことに事故で廃車になってしまいました。それでもやはりエクタープロトンが再び欲しいということで、以前と変わらない色で同じ仕様のバイクを再オーダーしていただきました。大きなメーカーの売り切りのフレームではこうもいきませんが、ハンドメイドで作っているからこそほぼ同じものを再現してもらうことができるというのは嬉しい点だなと気づかせてもらいました。








CORNER -GRAVEL ROAD-

頑張って貯めていた貯金を使って買おうと決心されたのが「コーナー」のフレームでした。競技用とはまた別の、気持ちよく走るための、そして色々な用途でも使うことのできるフレームとしてグラベルロードをチョイス。夜空をイメージしたラメ入りのフレームに、月を連想させるゴールドのCマークになっています。
ツーリングのためのダボ穴も追加し、ほとんどの道を走れる40cのタイヤを履かせて快適かつ走破性の高い1台に仕上がりました。

 




EXTARPROTON -ROAD-

今までSURLYをメインバイクで乗っていた方からのオーダーフレームです。強度重視のサーリーのフレームはどうしても軽さという点では物足りなさを感じるところ。軽快さを重視してシンプルなロードバイクをオーダーしていただきました。サーリーも乗れる状態にオーバーホールし、方向性の異なる2台体制となり気分によってバイクを選べる生活です。
philwoodのヘッドセットや、中通しのブレーキケーブルなど、シンプルさを大事にした1台です。








SAUCE CYCLE -TRITON-

色々な人から「いいね!」と言ってもらえていて感無量なトリトンです。気持ちよく乗ることができて、できればそれが長距離でも一気に行ってしまいたくなるようなフレームはたまらなく楽しいと思っています。速くてもそれを長時間乗りたいとは思わないバイクもあるし、小気味がイマイチで軽快さに欠けるバイクもあると思います。そのどちらでもなく、軽快で、いつまでも乗っていたくなるようなフレーム、それがトリトンだと思っています。

beginning 2020...

2020年。東京オリンピックも開催されたりと、個人的には活気のある年になるのかな、なったら良いなと思っています。
僕の周りという超ミクロな視点でみれば、自転車に乗って楽しんでいる人たちの楽しみ具合=活気っていう感じです。自転車人口が増えてきた故の摩擦も起こっているな~とは感じるところがあるんですが、まぁ細かいことは気にせず自分たちの自転車ライフを楽しんでいきましょう。

楽しみましょう、自転車。僕も来年は今年よりたくさん走るのが目標です。坂のテッペンまで走った時の爽快感はやっぱり気持ちいいですよね。

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