220,000円+税
クロモリフレームが人気なことは、やはり一般サイクリストにとってプロ選手が使うものと同じ程の軽量性や高剛性は不要であることが多いと思うのです。
軽ければ軽いだけバイクの扱いは難しく、硬すぎるフレームは楽しさよりも速さを求めたものになります。
だからこそ落ち着きのあるクロモリフレームは根強い人気があります。初心者の方にはまずクロモリに乗ってもらいたいなとよく思います。
それでもやっぱり少しは速さを求めて行きたい。そんな欲求が出てくる方は少なからずいるはずです。
そういう人にはこの"RL9"がバッチリと合ってくるはずです。
BBは一般ユーザーには嬉しいネジ切り式の68mm。レース用のRS9ではダウンチューブを最大限広げるためにBB86になっていますが、そこまでの剛性を求めないRL9ではネジ切りを採用しているとのことでした。
「200kmを走るイベントを走っても疲れにくい」というコンセプトのRL9。
レース用のフレームからクロモリフレームに乗り換えた人たちはよくこういうコメントを残してくれています。「ライドの翌日の疲れが減った」と。
ホンマかいな、と言われそうな明確な根拠のない話ですが、フレームが適度にしなることがその要因であると予想しています。
ということで、店頭で皆さんに試乗して頂ける一台を組み立て始めているところです。
気づいた方はここで気づいたと思います。
カンパニョーロ。
ANCHORという日本ブランドならシマノっしょ!というツッコミはたくさん頂きますが、それだとどうしてもレースのための"機材感"が強くなってしまうのでコンセプトとは違うな、と。
カンパももちろんレース用コンポーネントなんですが、シマノと比較すればやはり高価なので手が出しにくいものです。
それでも皆さんが思っている以上にカンパニョーロは優れた製品を作っていて、それはメカニック目線で良いなと思える部分はたくさんあります。
それでいて趣味性を十分に高めてくれるコンポーネントはカンパニョーロが一番だと思います。
だからこそホビーサイクリストが乗るためのRL9にはカンパニョーロというコンポーネントは方向性が綺麗に一致すると感じたのでした。
つづく。
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今までのANCHOR紹介はコチラより。
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