チタニウム。それは金属なのに錆びないという不思議な魅力を持った素材。(細かく言うと錆びないというわけではないが、究極的に錆びにくい)
加工も難しく、自転車のフレームとなると性能面以上にコストがかかってしまうという要素もあります。
素材特性、価格を含めた特有の魅力から「いつかはチタンフレーム」というように最後のフレームと憧れる方が多いように思います。
僕自身もチタンは憧れの素材。いずれはチタン製の最高のフレームを手にしたいなと密かに思いを馳せています。
LITESPEEDのチタンフレームを組み付けました。
少し古いモデルでアメリカ製のロングライドモデル。中途半端な組み方にならないよう妥協ないアッセンブルでオーダーを頂きました!
コンポーネントはDURA-ACE 9100。
もう進化する余地はどこにあるのかと思わせるデュラエースですが、今回の新型9100も評判は良いですね。
前回のツートーンとは一転、ブラックで統一されています。艶感が凄まじいです。
完全なブラックと思いきや若干グレーになるグラデーションがかかっています。
細かいところでいうと、細かいネジの部分なども黒く処理されているので今回のデュラエースの"黒"に対する執念はすごいなと思いました。
軽量化と剛性を求めた結果、ギリギリまで薄く削ったアルミを張り合わせてクランクが作られています。クランクをよく見ると薄い線のようなものが入っているのが見えますか?
そこが接着している部分です。さらに必要に応じて中にはカーボンで補強されています。
"目に見えるものだけが全てではない"と勉強になります。
クランクが長いと極端な前乗りになりがちです。
快適に回せるようにするために、デュラエースだけにラインナップされる167.5mmをオススメさせて頂きました。
サドルはfabric。
重さこそ少し重めですが、この座り心地は今までのサドルには無かったものです。
これはかなり良いですね!
フレームがチタンということなら、ヘッドもチタンにしたい!ということでChriskingのTitaniumヘッドセットを選んで頂きました。トップキャップもチタン製!
ポリッシュが凄まじく綺麗で、家に飾っておきたいヘッドパーツです。
KING程とはいきませんでしたが、Sim-worksのTiスペーサーを磨いてハーフポリッシュに。更に時間をかけてポリッシュに出来たら、とちょっとした心残りな部分です。
チタンフレームというものは何か性能に突出しているわけではありません。
硬いものもあれば柔らかいものもあったり、それはどの素材にも言えるものです。
個人的に好きなチタンフレームはクロモリよりも軽く、バネ感が更に強いものが好みでしすね。
長く付き添えるフレームならば、いつ乗っても楽しめる乗り味のフレームが良いですね。
今回は組んでも楽しく、乗っても気持ち良い1台でした。ありがとうございました!
チタンフレーム、やっぱり所有したい気持ちは尽きないですね。皆様もいかがでしょうか。
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