スルーアクスル

マウンテンバイクに始まり、いよいよシクロクロス、ロードバイクもディスクブレーキ化の流れが本格化してきています。
今日はお昼頃にTwitterではロードのスルーアクスル規格で盛り上がっている様子でした。

世界最大の自転車ブランドであるGIANTの最新モデルで採用されたハブの規格に注目が集まったようです。
ディスクブレーキ用ハブには種類があるので、どの規格が最もスタンダード化するのかは多くの人が気になっているところではないでしょうか。

僕らもフレームをオーダーするにあたって、将来的なパーツの流通具合も考えてなかなか踏み込めなかった部分。
とりあえずQRタイプ(クイック式)のフレームは安泰な規格ですが、スルーアクスルタイプだと幅も太さも種類があるので多くの人が同じように迷ったと思います。

そもそもスルーアクスルって何だ?という人のために超ザックリ説明すると、今までのクイックレバーを更に太く強くしたようなものです。(大雑把すぎますが笑
その固定方法がクイックとは異なるため、どの規格になるのかが注目の的でした。

FRONT
100 x 12mm

REAR
142 x 12mm

「ここ、テストに出ます」というポイントです。珍しく字を大きめで書いてみました。
当然他のサイズでも問題は無いのでそこまで危惧する必要はないのですが、メインとなるサイズでない場合にハブやホイールの入手製に影響するかも知れないということです。 

参考までに、直近のメインのサイズも書いておきます。
【ロード、CX(リムブレーキ)】
FRONT 100xQR 、REAR 130xQR ※QR=クイックリリース

【ディスクCX】
FRONT 100xQR 、 REAR 135xQR
※ディスクCXに関してはサイズが多数混在しているため注意。
CHRISKING R45 CenterLock

クリスキングでもロード用ハブでは前後とも12mmのスルーアクスルを用意しています。
100x12mm、142x12mmです。
センターロック、6穴タイプと種類も用意しているのでコンポーネントは選びません。 
WhiteIndustries XMR

6穴ディスクブレーキのホワイトインダストリーハブも100x12mm、142x12mmをラインナップ。

WhiteIndustries CLD(Center Lock Disc)

同じくホワイトインダストリーのセンターロックタイプCLDハブもスルーアクスルサイズは同じです。

という感じでムーブメントで扱っている人気ハブをチェックしてみましたが、ご安心下さいと言えるラインナップですね。
ディスクロード用完組みホイールのラインナップが少ない現状なので、手組みホイールに流れる人も少なくないでしょう。

+ + + + +

それぞれロード用なのでしっかりとリアハブが11速に対応しているということ。
そしてスルーアクスル以外にはQRタイプ(100mm、135mm)があるので今までのスタンダードな規格も継続されていること。

クイック式なら今までと変わりなくフレームをオーダーすればOKです。
今後、スルーアクスルで頼みたいといった場合には「100x12mm、142x12mm」というサイズがキーワードになってきます。

かなり説明を省略しているので数字の意味がちんぷんかんぷんだと思います。フレームのオーダーを考えている方には、その際にご説明させて頂ければと思います。

「クイックで十分いいな~」という考えの自分と、「最新の規格の良さも味わいたい」という考えと両方の思惑があるところです。
そこの判断は最終的に自分の好み、フレームの雰囲気に委ねられると思うので自ずと答えは導き出されると思います。

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