2015年12月22日火曜日

自分の世界

12/19(土)はムーブメント店内で「Sunrise Cycles」の展示会を行いました。
足を運んで頂いた方々ありがとうございました!

日本人らしからぬ思考とセンスを持ったビルダー高井氏の話は
直接聞くことに価値があったと思います。
1聞けば10返ってくる、
それほどに完成されたフレームには色々な"何か"が詰まっているのです。
「創ったフレームに同じものはない。というか、同じものを創る気にもならない。」
そう明言する高井氏は常に"今"のひらめきが突き動かしている雰囲気がある。
それをどう捉えるかは見る人に委ねられるが、
その時の最先端(流行、技術、スタイル)が組み込んでくれるのは間違いない。
「自分だけの1本」
そんなフレームは星の数だけ存在しているが、
ひときわ異彩を放ったフレームを作ってくれることは容易に想像ができる。
そんな唯一無二のオーダーフレームだけあって、
値段は安くても20万円程、30~40万円といった価格もザラにある。
いざ自分で作ってみればそんな金額でも割りに合わないと実感するはずなのだが、
買う側にとってそこまでの"中身"を理解できる人はやはり少ない。

「自転車にウン十万使うなんて頭がおかしいのではないか」
自転車趣味の無い人から、誰もがそう言われてしまった経験があると思う。
そして言わないけど内心こう思うわけです、
「アンタの買っているコピー品(いわゆるメイドインチャイナ的なやつ)に本当の価値はあるのかな?」
って。

輸入に頼るばかりでない地産地消の考えが少しずつ湧いてきたおかげか、
うちのようなショップでもなんとかお客さんから支えてもらいながらやりくりできていて、
自転車にしたって誰がどうやって作っているか見える範囲のモノを買うことは
十分にその価値があるものかなと思います。

ネットでも買えるけど、しゃーなしでコッチで買ってやるか。
そんなちょっとした気持ちひとつで、何かが変わる。かもしれない。

どちらにせよ、お金を使うということは誰かの生活が潤うことになり、
その誰かが更にお金を使うことでまた自分に帰ってくる。
というのが単純な社会のメカニズム。
誰かが溜め込んでしまうとお金の循環はそこでお終いで、社会は停滞してしまう。
今の日本がそんな感じですかね。

話が少し脱線してしまいましたが、
散財=良くない事、と日々の生活で思い込んでいる事が多いけれど、
今後の景気を良くしていくならみんなで散財していくことが大事なんですよ。と。
彼はフレームビルダーのことを「魔法使い」としばしば呼びます。
マジシャン、手品師、まぁなんでもいいと思いますが、
見る側にとって「予想もできないことをやっている」のがひとつの理由。

どうやって作ってるんだ!?
そう思わせる事が出来たときビルダー高井氏が悦に瞬間であり、
彼が生み出すフレームの真髄の部分。

機能性が良いかも分からない、
その工法が優れているかといわれると無駄に手間がかかっていたりする。
言ってしまえば意味は無いのだけれど、
ひとつ言うとすれば彼は「格好良さ」をひたすら求めている。

いくら手間がかかってもカッコ良さを求める。
その妥協ない姿勢は生産者として持ち続けることがとにかく難しいこと。
「まぁこれでいいかな」っていう風になってしまう人は多いのではないでしょうか。
NAHBSにも出展し高い評価を得る実績や、長いビルディングの経験がありながらも、
正直言って知名度低すぎ!というのが個人的な意見であります。
そして完成されたバイクが誌面、WEB媒体、各SNSと見回してみてもやっぱり少ない。
となると、一般のお客様はよほど想像力が豊かな人でないと
どうしてもオーダーのイメージが湧きにくい。

マスプロメーカーならメーカーが兎にも角にもプロモーションに注力するのだが、
個人の力ではそこまで手が回らないというのが現実的なところ。

そこはショップの仕事だろ!という所もあるので、
高井氏とうまく連携を取って今後展開できたら面白い、かも!

塗装され、パーツが組み込まれることでようやく自転車は完成される。
作る人、塗る人、組み立てる人
そして何よりも乗る人が居なければ成り立たない"趣味の世界"。

「消費離れ」によって低迷している趣味の産業。
そんなことは気にしちゃあいないと突き進む、日のいずる国のサンライズサイクル。
趣味を楽しめる人は、充実した人生を送っているように思います。
僕らやオーダーする人の生活に光をあててくれる存在になってくれるかも知れません。

* * *






展示会の流れで現在サンライズのフレームを史上最多の5本展示しているので、
ぜひ一度実物を見てみて下さい。

展示フレームは特価でも販売しているものもあるので、
その場でポンっと注文してもらうこともできます!

是非是非~!


※年内の営業は27日まで!年始は1/4から営業です。

0 件のコメント:

コメントを投稿