SAUCE "Triton" Di2

SAUCE Tritonがまた旅立っていきましたのでご紹介します。
(Chrisking Headset, Seven 5E carbon fork付属)

コンセプトは”コンフォートレーシング”。 
重いバイク、軽いバイク、硬いバイク、柔らかいバイク、フレームは様々な表現で感想が出るものですが、 ロードバイクとして最も正しい姿はどのようなものでしょうか? 
海洋を旅する哺乳類イルカ。全く疲れないというわけではないのですが彼らはほぼ絶え間なく海を泳ぎ続けています。
しなやかでありながら力強い泳ぎ。巡航に優れたその動きは、 前にしか進むことのできないロードレース、ロードバイクにピタリとイメージを重ねることができます。
日本に張り巡らされる「オンロード」という海洋を、 時にゆるやかに、時に速く、自在に駆け回ることのできる気持ちの良いフレームがこのトリトンというフレームです。
Tritonの肝となるのはSevenオリジナルの"5E Road Fork"です。
自転車の挙動はフロントフォークに左右されると言っても過言ではありません。柔らかいフォークに曲がりにくさや不安感を覚えた人は居ると思います。
1台しか乗ったことが無ければ分からない部分ですが、沢山乗ってきた人たちはそのフォークの重要性に気付いていくでしょう。
Sevenのオリジナルフォークは縦、横に十分な硬さを持たせて不安感を全く感じさせません。ゆるやかなベンドフォークは振動も素早く吸収してくれ、その安定感と振動吸収性は長時間のライディングでも身体の負担を軽減してくれます。
更に、フレームに無理な設計をさせない種類豊富なオフセット量により最適化も兼ね備えている隠れた名フォークとなっています。
大事なのはフォークだけではありません。フレームとフォーク、そしてステアリングと繋げるヘッドパーツはChriskingを標準装備しています。カラーはラインナップから選択が可能です。
フォークと同様にヘッドセットも大きな歪みを受ける箇所で、ベアリングを歪ませない強度のあるヘッドセットによってライディングの安定感を生み出しています。
雨や汗により痛みも激しい部分。Chriskingに並ぶメンテナンス性や防塵性、防滴性を備えたヘッドセットは他にありません。

フォークは単品で75,000円、ヘッドセットは19,800円という価格を考えるとフレームセットのコストパフォーマンスに驚いて頂けるでしょう。
カーボンフレームを見慣れた人たちが不安に感じるほどの細いリアバック。
クロモリだからこそこの細さで十分な硬さがあります。太くするほど重くなり、バイクが跳ねやすくなったりと見た目のカッコよさと走りの性能が必ずしもマッチするわけではなく、他のクロモリフレームであってもこのような必要十分な性能を持った細めのバックステーのフレームからは「ちゃんと乗って作っているぞ」というリアリティを感じさせます。  
如何でしょうか。日常的に使いやすく、アクティブなシーンからレースシーンまで対応できる良い相棒になってくれる1台です。

カラーやジオメトリーはWebからご確認頂けます。



そしてタイムリーなネタがひとつ。
4/20発売のサイクルスポーツでTritonの試乗インプレッション記事が掲載されています。
他にも内容豊富な号になっているので一読の価値あり!書店へGO!

サイクルスポーツ6月号 詳細

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