CHRISKING BottomBrakets アフターメンテナンス

"CHRISKINGなら大丈夫"
そう思われている方も多いのかも知れませんが、
100%壊れないものはこの世に存在し得ないのだと思います。

どんなに素晴らしい製品でも使い方が悪ければそりゃダメになります。
普通の使い方をしていても、いつかは寿命がきます。
なるべく長く、調子良く使うには適度にメンテナンスを行うことが大切です。
重量の軽さ、回転の軽さ、耐久性
それらが高い次元で実現されているのがクリスキングのBB!

基本的なメンテナンスはInjector Toolを使いグリスを注入するだけで十分です。
動画で紹介されている方は、少しグリスを詰めすぎ感がありますが。笑
昨日は遠方より「CHRISKINGのメンテナンスをして欲しい」とご依頼がありました。
前後ハブの調整とBBのメンテナンス。

ある程度はご自身でメンテナンスが出来る方だったので、
BBの回転が少しザラついていると事前情報でした。

ハブの調整と簡単なグリスアップを済ませ、本題のBBへと取り掛かりました。
ドライブサイドは回転に問題が無かったのですが、
グリスが抜けている状態だったのでインジェクターでグリスアップ。

そして左側は上の写真の状態で、少しゴリゴリ感も。

シクロクロスでも使用してハードな使用環境な事と、
ギア板のないノンドライブサイドなのでダメージが大きいようでした。
ひとめ見てこれはマズイと思い、開けてみたらこの状況。
異物の浸入を防ぐシールリングがボロボロになっているではございませんか。
すぐにBBを取り外して洗浄。
中に浸入した異物を洗い流してあげたら回転は本来の滑らかな状態に。
「あちゃ~」って感じで。笑
自分もシクロクロスを走っているので分かるんですが、
やたらと左クランクに草とかが絡まるんですよね。
Bearing Seal & Snap Kit (1")
1,000円(税別)

新しいシールとスナップリングはお店に用意があったので、
グリスアップも行ってすぐに完了できました。

「漕ぎの軽さより耐久性重視で」
とのご希望だったので少し多めにグリスを注入して作業完了。
これでまたしばらく調子よく使って頂けると思います!

遠方より足を運んで頂いてありがとうございました!

クリスキングの防塵性を生み出しているのも、回転の軽さを生み出しているのも、
この薄いゴムシール1枚によって実現されています。

"非接触シール"でも"接触シール"でもない、"ちょい接触シール"って感じの絶妙な存在。
ホンマにAMAZINGな製品だと実感させられます。

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