TKCさんと振り返る舞洲クリテ

昨日、高橋はお休みを頂いて実業団の舞洲クリテリウムに参加しました。
僕の走る実業団は午後からの出走。
午前は一般カテゴリーのレースが開催されていました。

スポーツカテゴリーにTONICのクロモリフレームに乗ったTKCさんが出走していたので、
そちらの写真を見ながら振り返りたいと思います。
何故なら、
実業団の方は僕が準備や出走で写真を撮ることができなかったからです。笑
レースの度に自分が4人くらいは欲しいと思う次第です。
レーサーとしての自分、監督としての自分、
メカニックとしての自分、カメラマンとしての自分、
うーん、難しい。
当日、雨は降らずに一安心。
しかしながら、まっすぐ走ることすら困難な暴風が吹き荒れていました。

スタートラインに並ぶTKC、
周りはバルバの選手?だらけです。すごい人海戦術です。
横にも前にも・・・笑

コースは何もない平地にコーンを並べたオーバルコース。
カテゴリーによって時間が決められていたり、
周回数が決められています。

僕の実業団E1カテゴリーは33周(の予定)でした。
どこで観戦していようと選手の姿が伺えます。
これはある意味現地で見る人にとっては楽しみやすい光景です。

走る側にとっては同じところを数十周するわけですから、
面白いコースではありませんね。 
勝負所は2つあります。
1つは向かい風のバックストレート。
次は追い風になるホームストレート。
そこが勝負ポイントになります。
コーナーも2つありますが、勝負所というよりは
弱者をふるい落とす所と言ったほうがよいでしょう。 
先頭が1列棒状でコーナーをクリアしていきます。

TKCさんも先頭付近でレースを展開しています。

なぜコーナーで振るいにかけられてしまうのか?
この上の写真を見てもわかるように、
前走者と若干1m~2mの車間が空いています。

わずかな1車身。
コーナーが終わったタイミングで踏みなおし、
再びその差を埋め、ドラフティングポジションに入れればよいのですが、
ちょっとミスすると空気の壁に一気に捕まってしまいます。

一度空気の壁に捕まってしまえば、先頭を走るのと同じこと。
体力もパワーもなければ後退するのみなのです・・・。
強烈な向かい風では一進一退。
こんなにドラフティングの恩恵を感じるレースは珍しいかもしれません。

コーナーをクリアすると、

後ろではこんな差が生まれることもしばしば。
これはTKCさんがコーナーで出遅れたバルバの選手をパスして
前を追走するシーン。

実業団になるとこのコーナーでも3列4列の並走ですが、
さすがに人数も少ないので2列程度なので走りやすそうです。

レース全体を通して落車は少なかったのでよかったです。
強風による恐怖感があってみんな丁寧に走ったのかもしれません。

レースも中盤を終える頃、
ホームストレートでの追い風を利用してTKCさんがアタック! 
ホームストレートでのアタックは撮れませんでしたが、
バックストレートも単独で、
周回遅れをパスしながら力走してきました。

実は途中で観戦を止めて準備に回ろうと思っていたのですが、
TKCさんなら何かやるだろうと思って待っていたのが吉でした!
ホームストレートでアタックをかけた際、
「バックストレートの向かい風で捕まるんじゃないぞ・・!」
と心の中で応援していたところ、
しっかりと応えてくれました。

レースは結果が一番大事ですが、
それだけではない事をこの人はしっかり知っています。
だからこそできるこの走り。
胸が熱くなります。 
向かい風のバックストレートを単独で走りきったTKCさん。

最終的に再び集団に捕まっての集団ゴールでしたが、
決してリザルトには載らないモノが現実にはあります。
実際にこのような形ですが、目立っていることは間違いないので
目立つことが大切なスポーツにおいては重要なことでしょう。

楽しませて頂きました。
ありがとうございます!

さてさて、実業団の方はどうだったの?
(僕の写真はスタート前のこれだけですw)

ちなみに順位は28位/74出走でした。
完走は43名のサバイバルな内容・・・。

しかーし!昨年はドンケツの未完走であります。
結果はボチボチですが、
昨年以上に走れていることは間違いありません!

ちょっとした珍事、
恐怖を感じるほどのサバイバルな内容もありますので
興味のある方はぜひ直接聞きに来てもらえたらお話したいと思います。笑

レースは過酷極まりないのですが、
たくさん練習を積んで望むと余裕が生まれてくるので面白くなるものです。
あー、もっと走りたい!

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