ヒール登場

ツール・ド・フランス2012

今年のツールドフランスも第7ステージが終了し、
本日は第8ステージとなっています。

昨日の第7ステージではついに山岳ステージに突入し、
標高800m級の山々を一気に5、6回上り下りするようなコースプロフィールです。

現在最も有力と思えるのが「チーム SKY」。
イギリスのプロチームです。
アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)をかわすマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)
第2ステージを単機で制したカヴェンディッシュ。(黄色いヘルメット)

世界チャンピオンのマーク・カヴェンデイッシュを擁する
スペシャルなイギリスチームです。

スーパースプリンターのカブ(カヴェンディッシュ)ですが、
今年のツールドフランスでは大きなアシストは用意されていません。

そう、ツールドフランスを勝つための本命が別にいます。
マイヨジョーヌを手にしたブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
ブラッドリー・ウィギンス

もともとトラック競技で活躍したウィギンスはロードでも高い才能を発揮しています。
TimeTrial、山岳、ステージレースをオールラウンドに戦える強さがあります。

急勾配に弱かったウィギンスですが、
今年のツールを勝つべく弱点を克服してきました。
急勾配の登りに蛇行する選手も
そして、プロ選手も蛇行するような急勾配が設定された第7ステージ。

チームSKYはチーム力を爆発させました!
メイン集団のペースを上げるリッチー・ポルト(オーストラリア、チームスカイ)

エヴァンスを振り切ってゴールするクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
ステージ優勝したのはクリス・フルーム。
後ろにはエヴァンスとウィギンスが見えます。

昨日のレースではSKYが各チームを蹴散らしたというような感じです。
2位でゴールするカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)と、ガッツポーズするブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
そして大本命エース、ウィギンスは昨年のチャンピオン、エヴァンスをピッタリとマーク。
既にエヴァンスより早いタイムを獲得していたため、
ついに総合1位のイエロージャージに袖を通す事となりました!

マイヨジョーヌを手にしたブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)
この表情・・。モミアゲ・・・。

まさにヒール。
特に悪い事はしていませんが、
チームSKYはまさに「悪役」というイメージ。

さて、これからどうなるツールドフランス。
完璧な布陣とも言えるSKYがこのまま勝利するのか?
はたまた大逆転が発生するのか?

ツールドフランスはまだまだ中盤戦、
これからが楽しみです。

敢闘賞のプレートを手に笑顔を浮かべる新城幸也(ユーロップカー)
新聞にも取り上げられました!

日本人唯一参加の「新城 幸也」選手は第4ステージで見事敢闘賞を獲得。
敢闘賞という表彰があるのがロードレースの面白く、
そして美しいところですね。

日本のロードレースファンが沸いた1日でした。

補給のサコッシュを手渡すFDJの女性ソワニエ
補給食を選手に渡すシーン。

こんなサポーター居たら最高ですね。。。

写真はcyclowiredさんより。

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