空気を切り裂くRolf

数年の時を経て日本に戻ってきたロルフは、
僕の想像をはるかに上回っていました。
TdF38SL

アメリカ、オレゴン州で生み出されているロルフプリマのホイール。
ペア1175gというラインナップ中の最軽量モデルがこの「TdF38SL」です。

かなり軽量な部類ですが、現在はペアで1000gを切るホイールも
思っている以上に増えてきています。
僕の持論ですが、
「ホイールの良し悪しは軽さだけではない」
トータルパッケージが大切だと思っています。

驚かされた剛性感
アルミリムのロルフには乗ったことがありますが、
カーボンリムのロルフは初めてです。
軽くなることで弱くなるのではないか、
という疑問も心のどこかに抱いていた部分もあります。

乗った瞬間、そんなことは杞憂であると、
頭の中から吹き飛んでしまいました。

もはや破損の話を聞くことの無くなったZIPP製のリム。
ENDUROのベアリング&精度の高いWhiteIndustries製のハブ。
軽さと最高クラスの引っ張り強度を持ったSAPIMのCX-RAYスポーク。

それらが汎用品ではなく、
専用品となってカスタムメイドされている。
さらにはニップルまで専用で作らている。

どこに非の打ち所が生まれるのだろうか。
ない。

独自のペアスポークパターンはしっかりと機能し、
ホイールの剛性はおつりがきてもいいほど高いものとなっていました。

ホイールが軽くなると慣性が働きにくくなってしまうものですが、
スピードの維持力は軽量ホイールとは思えないものです。
他社の同クラスの重量&リム高のホイールと乗り比べれば、
そのスピードの伸びの違いに驚かされるでしょう。

ただ軽さだけでなく、剛性だけでなく、空力だけでなく。
総合的な性能が非常に高い。

ホイールにはうるさい自分ですが、
レースで使いたい!!
そう唸るほど感動的なホイールでした。

* * *
TdF38のあとは、
噂のカーボンクリンチャーの試乗チャンスもあるかもしれません(*^^*)
予定決まり次第ご報告させて頂きます!

Special thanks
JSKサイクリングフォース

コメント